ポーカーであなたのハンドの勝率を計算することは、時には難しいこともあります。
しかし、あなたが数学が苦手だとしても大まかな確率を見積もる良い方法があります。それが「2と4のルール」です。
ポーカーの初心者向けの通称緑本では「4倍と2倍の法則」と記述されています。2と4の数字が重要であって、呼び方は大切ではありませんのであまり気にしないでください。
ここでは、「4倍と2倍の法則」と呼んでいくことにします。
この「4倍と2倍の法則」を用いれば、アウツをもとに簡単にあなたのオッズを計算することができます。
そして、その結果はあなたがコールするかといったアクションを決定する重要な情報になります。
この記事では、「4倍と2倍の法則」をどのように使うのか解説を行っていきます。
オッズの意味やアウツの数え方をまだ知らないという方は、ポーカーのオッズ入門の記事で詳しく解説をしています。
4倍と2倍の法則とは?
アウツをもとにオッズをパーセンテージの形式で簡単な計算できる方法です。
- フロップでターンのオッズを求めるには、アウツに2をかける
- ターンでリバーのオッズを求めるには、アウツに2をかける
- フロップでリバーまでのオッズを求めるには、アウツに4をかける
アウツに2または4をかけるだけで、シチュエーションに基づいたオッズを求めることができます。
そして、ポットオッズと比較して、ドローハンドをコールする価値があるかどうか計算することが可能です。
4倍と2倍の法則の具体例
- フラッシュドロー(フロップ→ターンまたはターン→リバー)
9(アウツの数)× 2 = 18% - ストレートドロー(フロップ→ターンまたはターン→リバー)
8(アウツの数)× 2 = 16% - ツーオーバーカード(フロップ→ターンまたはターン→リバー)
6(アウツの数)× 2 = 12% - フラッシュドロー(フロップでオールイン)
9(アウツの数)× 4 = 36% - ストレートドロー(フロップでオールイン)
9(アウツの数)× 4 = 32%
このように使い方はとても簡単です。
4倍と2倍の法則の注意点
よくある間違いとして、フロップでオッズを計算するために4倍の法則を用いてしまう方がいます。
4倍の法則を使用するのは、相手がフロップでオールインを行った時のみです。
基本的にフロップでドローカードを引くか考える時に使用するのは、2倍の法則になります。勘違いされる方が多いので気をつけましょう。
4倍と2倍の法則の正確性
「4倍と2倍の法則」を使用する上で、どれくらい計算が合っているのか気になる方も多いでしょう。
ここでは、テキサスホールデムでよく見るドローハンドの正確なオッズと「4倍と2倍の法則」で導き出したオッズにどれくらい違いがあるのかご紹介します。
4倍の法則の精度
アウツの種類
4倍の法則
正確なオッズ
差
4(ガットショット)
16%
16.5%
-0.5%
8(ストレート)
32%
31.5%
+0.5%
9(フラッシュ)
36%
35%
+1%
15(ストレート+フラッシュ)
60%
54.1%
+5.9%
4倍の法則を求めたオッズと正確なオッズのパーセンテージにそこまで大きな差はありません。
アウツが15の場合は、差が5.9%と少し大きくなっています。しかし、勝率が50%以上あるので、どのようなベットサイズでもあなたがコールすることは利益的なプレイにつながることを意味しています。
2倍の法則の精度
アウツの種類
4倍の法則
正確なオッズ
差
4(ガットショット)
8%
8.7%
-0.7%
8(ストレート)
16%
17.4%
-1.4%
9(フラッシュ)
18%
19.6%
-1.6%
15(ストレート+フラッシュ)
30%
32.6%
-2.6%
2倍の法則でも、4倍の法則を求めたと同様にオッズのパーセンテージにそこまで大きな差はありません。
4倍と2倍の法則の実践例
ここでは、実際のハンドでどのように4倍と2倍の法則を使用するのか見ていきます。
ハンド例①
あなたはノーリミットテキサスホールデムの$1/$2のテーブルでプレイしています。
あなたはBBでA♥ 2♥を持っています。ボタンのプレイヤーが3BBレイズをしたので、コールしました。
ポットは$13になり、フロップが配られました。
ボード:J♥ 3♠ 7♥
ボタンのプレイヤーは$13のコンティニュエーションベットをしてきました。さてあなたはコールすべき?それともフォールドすべきでしょうか?
フラッシュを引くためには、アウツは9つあります。ターンのカードを見るためには、2倍の法則を使用します。
フラッシュを完成させるオッズは、9アウツ × 2 = 18%となります。
ポットオッズは、$13/$39で約33%です。
ポットオッズよりフラッシュを完成させるオッズの方が悪くなっています。したがって、このシチュエーションではフォールドすべきです。
同様な考えでこのシチュエーションでは、ポットオッズが18%より高くなる高くなるベットに対してはフォールドすべきということになります。