テキサスホールデムポーカーとは?
テキサスホールデムは、全てのポーカーの種類の中で最も人気のあるゲームです。特に、テキサスホールデムのノーリミットゲームが好まれて遊ばれます。
ポーカーで遊んだことがない人でも、遊んでみるとその面白さにすぐ気づくでしょう。
テキサスホールデムの遊び方を学ぶことは、とても簡単です。
しかし、誤解はして欲しくはないです。このゲームには、膨大なパターンがあるため、高いレベルでプレイしようとすると判断がとても複雑になります。
そのため、テキサスホールデムを言い表すために、次のような有名な発言があります。
「ルールを覚えるのは一瞬でできるが、マスターするのは一生かかる」
ここからは初めてプレイされる方に向けて、基本的なルールを紹介していきます。
テキサスホールデムのルール
テキサスホールデムの目的は、一般的なポーカーの役で強い役を5枚のカードを使用して作ることです。
注意点としては、日本でよく遊ばれるポーカーのゲームであるドローポーカーと同じようなものではありません。しかし、役の強さの順番はドローポーカーと同じであるので、ルールは理解しやすいでしょう。
テキサスホールデムは、各プレイヤーにホールカードと呼ばれる伏せられた2枚のカードが配られます。
そして、1つのゲームを通じて、テーブルの中央に、表になったカードが5枚出されます。これらのテーブルの中央に出されるカードは、カード5枚で役を作る際に全てのプレイヤーが共通して使用できるカードです。そのため、コミュニティカードと呼ばれます。
▼コミュニティカードが配られるタイミング
- 最初の3枚のコミュニティカードはフロップで配られる
- 4枚目のコミュニティカードはターンで配られる
- 最後の5番目のコミュニティカードはリバーで配られる
各プレイヤーは、ホールカード2枚とコミュニティカード5枚からなる計7枚のカードから5枚のカードを使用して、一番強い役を組み立てる。つまり、2枚のホールカード両方とコミュニティカード3枚を使用してもいいし、ホールカードの内の1枚とコミュニティカード4枚を組み合わせてもいい。さらに言えば、ホールカードを使用せずに、コミュニティカード5枚全てを使用して役を作ってもいいということです。
ベットをしたことによって、他のプレイヤーがフォールドした場合、残された一人のプレイヤーがショウダウン(手持ちのカードを見せること)をせずにポットを勝ち取ります。これは、強い役を持っているプレイヤーがポットを勝ち取るとは限らないことを意味します。
あなたはブラフを用いることで、あなたより強いハンドを持っているプレイヤーをフォールドさせることが可能です。
5枚目のコミュニティカードが配られた時点で複数のプレイヤーが残っているときに初めて、手持ちのカードの強さが比較されます。そして、そのときに一番強い役を持つプレイヤーがポットを勝ち取ることになるのです。
それではテキサスホールデムのゲームの流れとベットをどのようにしていくか見ていきましょう。プレイの順番を説明するわかりやすい方法は、先にボタンとブラインドについて理解することです。
まずはボタンとブラインドの意味を学びましょう。
ボタン
プレイはテーブルを時計回りに進みます。そして、プレイはディーラーボタンと呼ばれるポジションの左から始まります。
ボタンは丸いマークが前にあるプレイヤーであり、一つのハンドが終わるごとに左のシートにローテーションしていきます。
カジノやポーカールームでプレイする際には、ディーラーボタンに座ったプレイヤーが本当にカードを配ることはありません。カードを配るディーラー役を担当する方を用意しています。
ただし、友達とのホームパーティーなどでポーカーをプレイする際には、ボタンをなった方がカードを配ることが基本です。
一般的にボタンのすぐ隣に座っている2人のプレイヤーは、スモールブラインドとビッグブラインドと呼ばれ、ゲームの最初に小さなベットをすることになっています。
そしてそこからポーカーの次の各ストリートが始まります。
プリフロップ、フロップ、ターン、リバー
各ストリートの詳しい説明は後述します。
ボタンはテーブルでどのプレイヤーがディーラー役を担うか決めるもの。テキサスホールデムでボタンのプレイヤーは、若しくはボタンに最も近いプレイヤーはポストフロップ以降の全てのストリートで最後にアクションを行うことになります。
他にもボタンはどのプレイヤーがスモール・ビッグブラインドを支払うか示し、どこからカードを配り始めるか決めます。
ボタンのすぐ左にいるスモールブラインドのプレイヤーが最初にカードを受け取り、そしてディーラーはそこから時計回りに各プレイヤーのカードが2枚になるまで配ります。
ブラインド
先に述べたように、新規ハンドを始める前に二人のプレイヤーがスモールブラインドとビッグブラインドの支払いが義務付けられている。これは賭けを始めるのに必要なことです。ブラインドがないと、ポットにお金を入れようとしないため、ゲームがとても退屈になります。きっとプレイヤーはポケットエースのような強いハンドを待ってプレイしようとするでしょう。しかし、ブラインドがあれば、各ハンドでアクションが起きるようになるでしょう。
トーナメントでは、ブラインドは定期的に上がっていきます。プレイヤーの数が減り、残りプレイヤーのスタックが大きくなるごとにブラインドを大きくしていかないとアクションを起こすきっかけとはならなくなるからです。キャッシュゲームでは、常にブラインドは同じ額です。
ボタンのすぐ左隣にいるプレイヤーはスモールブラインドを支払い、そのプレイヤーの左隣にいるプレイヤーはビッグブラインドを支払います。スモールブラインドは一般的に、ビッグブラインドの半分の額です。しかし、この額の決まりはポーカールームによって様々であり、プレイされるゲームによって異なる。例えば、$1/$2テキサスホールデムでは、スモールブラインドは$1でビッグブラインドは$2になります。
プリプロップ
初めのベッティングラウンドは、各プレイヤーに2枚のホールカードが配られた後に始まる。プリフロップで最初にアクションするプレイヤーは、ビッグブラインドの左にいるプレイヤーである。その位置にいる、最初に行動を起こすプレイヤーであるため、アンダーザガン(UTG)と呼ばれる。このプレイヤーは、3つのアクションを取ることができる。
- コール:ビッグブラインドと同じ額をベットする
- レイズ:ゲームで定められたリミットまでベット額の範囲内でベットを増やす
- フォールド:ハンドを降りる
もしプレイヤーがフォールドを選んだら、現在プレイ中のハンドで勝つ資格はなくなる。
プレイヤーがレイズできる額はゲームによる。最も一般的なゲームであるノーリミットホールデムでは、最初のレイズは少なくともビッグブラインドの2倍でなければならない。そして、最大のレイズ額はプレイヤーが所持しているスタック全てである(オールイン)。
テキサスホールデムポーカーには、他のゲーム種類もある。フィクスドリミットホールデム(リミットホールデム)では、レイズは常にビッグブラインドの2倍ちょうどである。ポットリミットホールデム(他のゲームの種類よりプレイされる機会は少ない)では、ビッグブラインドの額から現在のポット全体の額までベットすることが許される。
最初のプレイヤー(アンザーザガン)が行動した後、テーブルを時計回りに各プレイヤーが同じ3つのアクションから選択できる。コール・レイズ・フォールドである。最後のベットがコールされたら、アクションはクローズする。プリプロップラウンドは終わり、次のラウンドであるフロップに移る。
フロップ
最初のプリフロップベッティングラウンドが完了した後には、最初の3まいのコミュニティカードが配られる。そして、まだフォールドしていないプレイヤーだけで2回目のベッティングラウンドが行われる。
このベッティングラウンド(これに続くベッティングラウンドも)は、アクションはボタンの左側にいるアクティブなプレイヤーである。そして、ベットオプションは、コール、フォールド、レイズに加えて、もし前にベットするアクションが起こっていない場合はチェックも選択に加わる。チェックは単にこのハンドで、アクションを次のプレイヤーにパスすることを意味する。
最後のベットまたはレイズがコールされるまで、もう一度ベットを続ける。またはテーブル全てのプレイヤーがチェックを単に選ぶことが起きてもベッティングラウンドは終了する。
ターン
ターンと呼ばれるベッティングラウンドでは、フロップに続いて4枚目のコミュニティカードが表向きで配られる。そのベットランドが終了すると、次のベッティングラウンドへ移行する。プレイの方法は前のフロップと同じである。プレイヤーはチェック、ベット、コール、フォールド、またはレイズを選択することができる。
リバー
リバーと呼ばれる最後のベッティングラウンドでは、ターンに続いて5枚目のコミュニティカードが表向きで配られる。これが終わると、もう一度ベッティングラウンドが生じる。以前にプレイしたストリートと同じである。もう一度プレイヤーは、チェック、ベット、コール、フォールド、またはレイズを選択できる。
全てのベッティングラウンドが完了したら、残りのプレイヤーはホールカードを晒して、勝者を決定する。これはショウダウンと呼ばれる。
ショウダウン
残りのプレイヤーはホールカードを表にして、ディーラーの助けとともに勝者を決める。伝統的なポーカの役の強さをもとにした5枚のカードの一番良い組み合わせを持つプレイヤーがポットを勝ち取る。
これらの役の強さは、テキサスホールデムに限った話ではなく、多くのポーカーゲームで大きな違いはない。
- ロイヤルフラッシュ-5枚のカードのスートが全て同じで、AからTまでのランクのカードが揃う。
- ストレートフラッシュ-5枚のカードのスートが全て同じで、連続するランクが揃う。
- フォーオブアカインド-4枚の同一ランクのカードがそろう
- フルハウス-3枚の同一ランクのカードに加えて、2枚の同一ランクのカード
- フラッシュ-5枚のカードの全てのスートが同じ
- ストレート-5枚のカードが連続するランクである
- スリーオブアカインド-同じランクのカードが3枚揃う
- ツーペア-同じランクの2枚のカードとさらにもう2枚の同じランクのカードが揃う
- ワンペア-2枚の同じランクのカード
- ハイカード-5枚のカード全てが異なるランクであり、上記の役ができていない状態
プレイヤーは2枚のホールカードと5枚のコミュニティカードの計7枚の利用可能なカードから5枚を選び、一番良い役を組み立てる。
例えば、もしボードが9♠ 5♠ K♦ 3♠ A♥であり、プレイヤーがA♦ 9♠のホールカードを持つ場合の役はツーペアである。そして、9♦ 9♥を持つプレイヤーの役はスリーオブアカインドであり、このプレイヤーに負ける。
テキサスホールデムの学び始めるには、まずハンドの強さを理解して上記で述べたプレイの流れを理解しよう。もちろん、テキサスホールデムの学習はすぐには終わらない。次のステップとしては、どのスターティングハンドが良いものかなど戦略を学んでいく。他にも、オッズや確立、ポジションの重要性、そしてプリフロップに続くアクションなどを学んでいく必要がある。