MENU

【ポーカー】RFIとは?意味・使い方・戦略を徹底解説

ポーカーにおいて「RFI(Raise First In)」は、プリフロップ戦略の中でも特に重要なアクションです。これは、まだ誰もポットに参加していない状態で最初にレイズを行うことを指します。RFIは単なる賭け金の増加ではなく、主導権を握り、相手にプレッシャーを与える強力な手段です。本記事では、RFIの意味からポジション別の戦略、ベットサイズ、注意点、そして実践に役立つレンジ例まで詳しく解説します。初心者はもちろん、レンジ構築に悩む中級者にも役立つ内容です。

ポーカーの練習をしたい方におすすめ
エムホールデムは、無料で全国のプレイヤーとテキサスホールデムが遊べるポーカーアプリです。トーナメントで遊べるだけでなく、ポイントを競い合うランクマッチや友達とだけ対戦できるフレンド対戦も行うことができます。オンライン対戦に対応しているため、友達と対戦しながら戦略を談義したり、学んだ戦略を実践で試すことがいつでも可能です。サミー株式会社が日本人向けに開発したポーカーアプリであるため、違法の心配もありません。ポーカーの練習をたくさんしたい方はぜひ遊んでみてください。(※2025年8月時点の情報です。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。)

RFI(Raise First In)とは?

RFIは「Raise First In」の略で、まだ誰も参加していないポットに最初にレイズして入ることを意味します。例えば、自分の前のプレイヤー全員がフォールドし、自分が2BBや3BBでレイズする状況がRFIです。ポーカー用語の「オープンレイズ」とほぼ同義ですが、RFIは特に“先に入る”というニュアンスが強調されます。他の用語と比較すると、コール(リンプイン)は相手に主導権を与える動きであり、RFIは逆に主導権を握るアグレッシブなアクションです。

RFIが重要な理由

RFIの最大の目的は、主導権を握りフォールドエクイティ(相手を降ろす力)を活かすことです。プリフロップでレイズをすれば、ブラインドを直接奪えるチャンスが生まれます。また、相手がコールしても、ポジションやレンジの優位性を活かしてポストフロップで有利に立ち回れます。さらに、適切なRFIレンジを持つことで、長期的なEV(期待値)が安定し、勝率アップに直結します。

ポジション別RFI戦略

アーリーポジション(UTG・UTG+1)

このポジションは自分の後に多くのプレイヤーが残っているため、強いハンドを中心にタイトなレンジでRFIします。代表例としてAA、KK、QQ、AKs、AQs、AJs、KQs、TTなどが挙げられます。レンジを広げすぎるとリスクが増え、3ベットに耐えられない状況が多発します。

ミドルポジション

アーリーポジションよりも後ろに座っているため、若干レンジを広げられます。追加でAJo、KQo、ATs、KJs、99、88、スーテッドコネクター(98s, 87s)などが入ってきます。ただし、後ろにレイトポジションのアグレッシブなプレイヤーがいる場合はレンジを引き締めます。

レイトポジション(CO・BTN)

最もレンジを広げられるポジションです。COでは小〜中スーテッドコネクター(76s, 65s)やスモールペア(77〜22)もRFI可能です。BTNではさらに広く、A2s〜A5s、K9s、Q9s、J9s、オフスートのブロードウェイカードなども含めてOK。ブラインドスティールの好機となります。

ブラインドポジション

SBからのRFIはBBが唯一の相手となるため、広めのレンジで攻められます。BBはポットオッズが良いためコール率が高くなるため、ポストフロップの技術が重要です。

RFIの最適なサイズと調整方法

一般的には、2BB〜2.5BBが現代ポーカーで推奨されます。以前は3BB以上が主流でしたが、現在は小さめのサイズで広いレンジをオープンするのがGTO寄りの戦略です。

  • トーナメント:2〜2.2BBが主流(スタック温存のため)
  • キャッシュゲーム:2.5〜3BBでも可(ディープスタックでポット構築を重視)

相手のスタックが浅い場合や、スティールを狙う場合はサイズをやや大きめにするのも有効です。

RFI時の注意点とよくあるミス

  1. レンジが広すぎる:弱いハンドを過剰にRFIすると、3ベットされやすくなり損失が増えます。
  2. レンジが狭すぎる:逆にタイトすぎるとスティールの機会を逃し、BBにコールされても不利なレンジ構成になります。
  3. ポストフロップ対応の弱さ:RFI後は常に主導権を意識し、ボードテクスチャーに応じたCベットやチェックの判断が必要です。

RFIレンジ表の例と活用法

GTOソルバー(例:GTO Wizard)を使えば、ポジション別の最適レンジを確認できます。例えば、BTNからのRFIレンジはおよそ50%以上に及び、COでは約28〜30%、UTGでは15〜18%程度が目安です。これらのレンジは固定ではなく、テーブルの傾向やスタックサイズによって柔軟に調整しましょう。

まとめ

RFIはプリフロップで主導権を握るための重要なアクションです。適切なレンジを持ち、ポジションに応じて広げたり絞ったりすることで、長期的に安定した勝率を得られます。特にレイトポジションでは積極的にスティールを狙い、アーリーではタイトに構えることが鍵です。レンジ表やソルバーを活用して、自分のRFI戦略を常にアップデートしましょう。