オンラインポーカーをプレイしたことがある方は、このことに疑問を思うだろう?
私はキャッシュゲームとトーナメントのどちらをプレイすべきかということだ。もちろん、両方をプレイすることを選んでもいいだろう。
しかし、この2つには大きな違いがある。ゲームのルールなどではなく、必要とされる戦略やマインドセットである。
この記事では、キャッシュゲームとトーナメントのどちらをプレイすべきか悩んでいるあなたへわかりやすくキャッシュゲームとトーナメントのメリット・デメリットをご紹介する。
キャッシュゲームのメリット・デメリット
メリット
生活に合わせて時間を選べる
トーナメントが開催期間が定められているのに対して、キャッシュゲームは完全に自由である。あなたがプレイしたいときにプレイすることができる。
例えば、1日30分でもいいし、あなたが望めば1日12時間プレイすることもできる。
戦略がより大事になる
キャッシュゲームは、一定のバイインしか取られないので、常にディープスタックでプレイすることも可能である。
そのため、プッシュオアフォールドといったより単純化した戦略ではなく、相手の癖や数値などを分析として弱みに漬け込むという戦略を取ることができる。
収益の分散が小さい
トーナメントが収益の分散がとても大きなことは話した。一方でキャッシュゲームは、トーナメントと比較して、収益の分散がとても小さくなる。
優秀なポーカープレイヤーでもトーナメントだと1年を通して勝てないということもあるだろう。しかし、キャッシュゲームであれば、そんなに長い期間負け続けるということは限りなく低いことだ。
用意するバンクロールは小さくてもいい
収益の分散が小さいので、これからポーカーで生計を立てて行こうと考えている方も用意する資金は少なくて済む。
せいぜいキャッシュゲームのバイイン額の50倍程度の資金を持っていれば、キャッシュゲームでは十分な資金と言えるだろう。
デメリット
レギュラーの強いプレイヤーが多い
強いプレイヤーであるほど、キャッシュゲームを好む傾向がある。分散が小さく、収益も安定しているので、勝てるのであればそちらを選ぶであろう。
プレイする時間の融通も聴きやすく、生活にも合わせやすい。
夢のある賞金を手に入れることはできない
キャッシュゲームの収益を平均してみると、いくら良くても1時間で数十バイインほどの利益を得ればとても良い成績であると言えるだろう。
平均的な優れたプレイヤーでさえ、時給で数バイイン程度に落ち着く。キャッシュゲームでは、トーナメントのように一度のプレイで参加費の数百倍もの賞金を手に入れることは不可能であろう。
レーキが高い
キャッシュゲームではポットを勝ち取るたびに、レーキとして一部のポットを払う。トーナメントではレーキは参加費に含まれている。
つまりキャッシュゲームでは、勝てば勝つほど場代を支払う必要が大きくなる。
トーナメントのメリット・デメリット
メリット
優勝した時は大きな賞金が手に入る
トーナメントで頻繁に優勝することは難しいことである。しかし、優勝もしく3位以内に入れば、参加費の何十倍もしくは何百倍もの賞金を手に入れることができる。
大きくかつ参加費が高いトーナメントは、数日かけて行われることも多いが、そのトーナメントで優勝できれば、数千万以上の賞金となることもある。これは、同じことをキャッシュゲームでしようとしても十中八九無理なことだ。
娯楽プレイヤーが多い
有名なトーナメントで優勝すれば、多くのポーカープレイヤーひいてはメディアから注目の的となる。そして、何と言っても夢のある優勝賞金がある。
そのため、トーナメントはレギュラーメンバーより娯楽で参加するプレイヤーも多くいる。そう言ったプレイヤーのスキルは、比較的低いものである。
そのため、経験を積んだプレイヤーであれば、より優勝が近いものになるだろう。
デメリット
収益の分散がとても大きい
ポーカーのトーナメントでは、ある一定以上の順位に入らないと賞金を得ることができない。そして、賞金の分配率はほとんど上位のプレイヤーが独占する形になる。
そのため、トーナメントで勝ち越せる実力があるプレイヤーであるとしても、収益の波がとても大きなものになる。それは参加人数の大きなトーナメントであればあるほど、その傾向が大きくなる。
所要消費が長い
トーナメントは開始すると、勝者が決まるまで続くことになる。大きなトーナメントであれば、数日かけて行われる。
もちろん、24時間プレイし続けるわけでなく、ある一定の休憩時間は設けられる。しかし、学生や社会人であれば、日々トーナメントに時間を割くことは難しいと言えるだろう。
より大きなバンクロールが必要
トーナメントで勝ち越す実力があるプレイヤーでも分散が大きいため、より多くの資金を用意しておかなければ、途中で資金がゼロになってしまうこともある。
トーナメントで収益化をしていきたいと考えているのであれば、少なくともトーナメント参加費の100倍は用意しておきたいと言ったところ。
これだけの資金があれば、長い期間運に見放されても、実力で勝ち越すことができるであろう。
キャッシュゲームとトーナメントを比較
項目 | キャッシュゲーム | トーナメント |
---|---|---|
戦略 | より高いレベルが必要 | 比較すると少ない |
バンクロール | 少なくても良い | 多い金額が必要 |
時間 | 自由に参加 | 拘束される時間が長い |
ゲーム性 | 同じプレイが多くなる | 変化が大きく、興奮する場面も多い |
キャッシュゲームとトーナメントは一長一短があります。そのため、全ての方にこちらがおすすめということができません。
あなたの好みに合わせて、プレイするゲームを選ぶといいでしょう。